離婚問題が起きた時の、お子様へのケアについて

離婚問題が起きた時の、お子様へのケア

こんにちは、別居、離婚調停から復縁できた経歴をもつ、

復縁セラピスト 宮長あきら子です。

「離婚問題で、子供が深く傷ついていることが心配です。」

と、よくご相談の時に、お話をお伺いします。

当たり前ですよね。親の都合で、不安定な生活をさせることになってしまうのですから、

母親としては、一番に、お子様への影響が心配になります。

今日は、お子様への心のケアにつて、お話させていただきますね。

 

離婚問題で、子供は何に傷ついているの?

じつは、お子様は、一人親であることや、お金がないという状況だけでは傷つきません。

何に傷つくのかというと、近くにいる大人の発言や、周りからの反応で、左右されるようです。

たとえば、育った家が、貧乏だったからと言って、みんながみんな不幸ではありませんよね。

貧乏だと、気に病んでいるお母さんが、

「まったく、うちは貧乏なんだから。。。」と、暗く沈んでいたり、

「貧乏だから、やりたいことは、がまんしなさい。」と言われたら、

子供は、貧乏であることで、不幸になっていると思い込み、傷つきます。

しかし、たとえ貧乏でも、お母さんが、明るくて楽しそうだったら、

その状況を肯定的にとらえることができて、子供も楽しく過ごせるはずです。

ですから、「お父さんがいないから、かわいそう。」「離婚したから、不幸なのね。」

という、周りの偏見や、実際に、かけられる言葉によって、傷つくのではないでしょうか。

 

子供は、一番誰から影響を受けるのか?

子供が親から受ける影響の割合は、1対9と言われています。

父親が1割で、母親が9割です。

たとえば、父親が、「お母さんは、悪い人だ。」と言っても子供は信用しないのですが、

逆に、母親が、「お父さんは、悪い人よ。」と言うと、子供は信用します。

それだけ、母親という存在は、大きいものなのですね。

ですから、旦那様が忙しくて、あまり子育てに参加してくれないことを、

悩む奥様がいらっしゃいますが、お子様からすると、

お母さんが、いつもニコニコと見てくれているだけで充分なのですね。

 

実際に、別居や離婚をする時のケア

今まで、楽しかった思い出があればあるほど、失われた時に、一番ショックが大きいですよね。

そして、後々まで、心にわだかまりとして残ってしまうのは、親から何も説明されなかったケースです。

子供だから、理解できないだろう、と勝手に判断してしまうのではなくて、大人と同じように、

扱ってあげてください。

実際に、子供は、大人よりも、感受性が鋭いです。たくさんの情報を敏感にキャッチしています。

1,2才のお子様でも、いつも帰ってくる人がいない、ということはわかるはずですので、

その年齢に合わせて、わかるようにお話してあげましょう。

お子様に、お話しする際に、重要なことは、

「あなたのせいではない。」「あなたが嫌われてしまったわけではない。」ということと、

出て行く側を、悪者にしないようにしてください。

お子様にとっては、どちらも、血がつながっている大切な両親です。

相手を悪く言うことは、お子様の存在じたいを否定していることだととらえてくださいね。

そして、お子様の気持ちも、しっかり聞いてあげましょう。

中学生くらいになると、あなた自身(お母さん)を非難するようなことを言われるかもしれませんが、

怒ったり、否定したりせず、素直に聞いてあげてください。

お子様自身、この時に、しっかり悲しんで、泣けた方が、立ち直りが早いようです。

もしも、夫婦仲が悪くなってからや、別居になってから、お子様の様子が、不安定になっている場合は、

あなた自身(お母さん)の不安定さを、そのまま映し出してしまっている場合があります。

毎日、暗い顔をしていないか、ちゃんと、お子様に目を向けているか、振り返ってみてくださいね。

 

夫婦仲修復したい時の、お子様への接し方

もしも、あなたが夫婦仲修復したい場合には、お子様に、旦那様の悪口を聞かせることは、

よけいに、旦那様を遠ざけてしまうことになります。

100%子供は、母親が言ったことを信じてしまうからです。

たとえ本当のことだったとしても、旦那様のことを悪く聞かせると、

お子様は、お父さんは悪い人だと思い込み、反抗した態度をとったりします。

旦那様に戻ってきてほしいのなら、お子様には、旦那様の良いところを聞かせるべきです。

そうすることで、お子様は、修復することにも、協力的になってくれるでしょう。

 

子供を、ついつい怒ってしまうことについて

じつは、私は、12年間シングルマザーだったので、子供を一人で育てる苦労を知っています。

「あそこの家は、シングルだから、、、」と言われたくなかったので、

ちゃんと育てたい、という気持ちが強く、しつけには、より厳しくしていました。

そして、私の子供は、言うことを聞くようになったかというと、その逆だったのです。

じつは、言うことを聞かせるために、怒ることや、叱ることは、効果がないのですね。

失敗したり、できないことは、根気強く、優しく教えてあげること、

また、できていることに目を向けて、ほめてあげることが大切なようです。

父親がいないからと言って、あなたが、父親役をしないといけない、ということは、

まったくありませんので、一緒にいる時間は、優しく接してあげてくださいね。

 

お子様が、夫婦ゲンカを目撃してしまった場合

離婚問題で、夫婦仲が悪化して、ケンカしている場面や、大声で怒鳴る、などの場面に、

お子様が遭遇してしまっている場合は、過剰に心配しないようにしましょう。

かわいそうや、傷ついている、という目で見てしまうと、それが伝わってしまいます。

かわいそうな子や、傷ついているように振る舞わなければいけない、と思い込んでしまうのです。

できるだけ、自然に接してあげることが、一番です。

暮らしている中で、お子様の様子が、明らかに、おかしかったり、不安定だったら、

「どうしたの?」「何か心配ごとでもある?」と、よく話しを聞いてあげてください。

自然に話してくれるまで、こちらから、あえて辛かったことを、聞き出そうとしなくて良いです。

話してくれた時は、お子様が言ったとおりの言葉で、オウム返しをします。

「悲しかった。」と言ったら、「悲しかったんだね。」

「お父さん、怖かった。」と言ったら、「お父さん、怖かったんだね。」と、

そのまま受け入れてあげるだけで、十分です。

共感してもらえるだけで、心は落ち着き、安定します。

思っていることを素直に口に出して良い、ということがわかるのです。

くれぐれも、説得しようとしたり、否定や、評価などはしないでください。

もしも、「お父さんは、優しかったこともあったよね。」や、

「がまんしようね。」など、大人の考えを吹きこんでしまうと、

本当のことを言えなくなったり、がまんする子供になってしまいます。

まずは、あなた自身が、大丈夫という気持ちで、受け止めてあげてくださいね。

お子様の心の傷は、お母様が癒してあげられるのです。

 

子供への責任について、スピリチュアルな見解

よく、お子様が置かれている状況を、自分のせいだと、強く罪悪感をもってしまったり、

可哀想だと思って、自分の苦しみのように感じてしまう方がいらっしゃいます。

ですが、スピリチュアル的な見方をすると、

私たちも含めて、自分で、人生を選んで生まれてきていると言われています。

すぐには、そのように考えられないと思いますが、地球に生まれてきたことには、意味があって、

誰しも、経験することは、良いことだけではないのですね。

私たちは、魂を磨くために、さまざまなことを体験しに地球にきています。

ですから、あなたのお子様が、体験することは、お子様が選んできていると言えるのです。

子供の体験すること、すべてを自分の責任だととらえずに、どう感じるか、

どうとらえて生きて行くかは、その子供の責任なんだ、と思ってみてくださいね。

少しでも、あなたの気持ちが軽くなればと思います。

 

離婚問題で、お子様への接し方、まとめ

旦那様が別居してしまって、奥様だけで子育てをしないといけない状況は、

大変だと思いますが、子供は、何よりも、母親に影響されます。

普段から、お子様の良いところを探して、ほめてあげること。

旦那様が出て行ったのは、お子様のせいではないこと。

お父さんも、お母さんも、愛しているということ。

などを、きちんと言葉にして、何よりも大切な存在だということを伝え続けてあげてください。

また、お子様にとっては、血のつながった父親です。たとえ、離婚するとしても、

旦那様のことを悪く言うことは、お子様に恨みの感情を、植えつけることになります。

あなたの言葉で、お子様を傷つけることになるのです。

「お父さんは、仕事が大切で、会いにも来てくれない。」

「お父さんのせいで、だから、私たちは貧乏だ。」

このようなことは、くれぐれも言わないでくださいね。

そして、これが一番大変ですが、ご自分を、つねに良い状態に保つこと、

あなた自身の心の安定が、お子様の幸せにつながります。

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